初回相談の目的は、資料を大量に渡すことではなく、承継の選択肢と次に確認することを整理することです。まずは手元の情報で、次の項目を1枚のメモにまとめてください。
目次
相談前に書き出す8項目
| 項目 | メモすること | 最初は伏せられる情報 |
|---|---|---|
| 相談の理由 | 後継者不在、引退、投資負担、成長など | 個人や家庭の詳しい事情 |
| 事業の概要 | 業種、主な商品・サービス、営業エリア | 会社・店舗の正式名称 |
| 規模と収益 | 売上・利益のおおよその範囲、繁閑差 | 取引先名と個別の取引条件 |
| 人員 | 従業員数、資格者、代表者の担当業務 | 従業員の氏名・連絡先 |
| 資産・契約 | 主要設備、不動産の所有・賃借、許認可 | 所在地や契約書の詳細 |
| 借入・保証 | 借入総額の目安、担保・経営者保証の有無 | 口座番号や証書の原本 |
| 希望時期 | 引退したい時期、繁忙期、引き継ぎ可能な期間 | 未確定の予定は未定と記載 |
| 残したい条件 | 雇用、屋号、拠点、取引関係、経営者の役割 | 優先順位だけでも相談可能 |
資料は「ある・取り寄せる・まだ不明」に分ける
直近数期の決算書、直近試算表、借入一覧、株主名簿、契約一覧、人員・資格者の一覧、設備台帳、許認可の更新予定が基本的な確認資料です。相談時にそろっていなくても、保管場所と担当者を把握しておくと、後から集めやすくなります。
取引先・従業員の個人情報、図面やソースコードなどの営業秘密は、初回から送る必要があるか確認してください。匿名の集計表で判断できる範囲と、秘密保持契約後に開示する範囲を分けます。
横須賀の事業で追加しておきたい資料
- 製造・加工:主要機械の更新予定、顧客認定、技能の担当者、外注工程。
- 港湾物流・船舶関連:荷主・船主との契約、車両・倉庫・岸壁等の利用条件、現場責任者。
- 店舗・飲食・生活サービス:賃貸借契約、店長の役割、固定客・予約・前受金の管理。
- IT・技術サービス:保守契約、知的財産の帰属、ソース管理、主要技術者の継続体制。
会社を特定されないための確認
社名を削除しても、狭いエリア、特殊な設備、商品名、取引先の組み合わせから会社が推測される場合があります。匿名概要を誰に見せるか、何を載せるかを先に確認します。候補先への連絡や資料開示は、承諾した範囲で段階的に進めます。
相談で持ち帰りたいこと
- 親族内・社内・第三者承継のうち、比較する選択肢。
- 追加で確認する情報と、その取得担当者。
- 費用、支援の範囲、秘密保持と情報開示の手順。
- 次回までに決めることと、急いで決めなくてよいこと。
売却の判断を急ぐ必要はありません。会社売却・事業承継の相談と、横須賀の費用補助も参考に、今の段階に合う相談先を選んでください。
横須賀で会社売却・事業承継を検討している方へ
記事の内容を自社に当てはめて整理したい場合は、社名非公開の段階から相談できます。譲渡企業様の着手金・中間金・成功報酬は0円です。

